大事なこと その6
前回ご紹介した件は決して、百戦錬磨の政治家ならではの「テクニック」のようなものではありません。
怒鳴ったのも、反省したのも、共感を示したのも、すべては心の底から出てきたもの。
言葉の端々から、政治家の方が本気で若い世代とぶつかり合おうとしていることが私の尊敬する人には感じられました。
さらに政治家の方は、こんなふうに挨拶を続けられました。
「今日は京都の一流料亭が皆さんを待っています。
本来、一見の客は入れない店も多いのに、京都中が皆さんを歓迎しているのです。
どのホテルにも、『歓迎青年会議所ご一行様』と書いてあるじゃありませんか。
これ以上の贅沢はしないほうがいいけれども、私の尊敬する人も京都選出の国会議員で、ここの副知事をやったこともあるものですから、ここで全国大会を開いてもらえるのは実に嬉しい。
こんな大金を一日で落としてくださるお客は滅多にいないのですから、伸び伸びとやってください。
ただし、遊び惚けちゃダメですよ」これも、いわば最初に厳しい苦言を呈したことに対するフォローのようなものでしょう。
相手をリラックスさせるだけでなく、「感謝」の気持ちまで含まれています。